ベアリング打ち替え依頼

BontragerのAEOLUS5TLR(Tubeless Ready)をお預かりしました。

依頼内容はセラミックベアリングへの打ち替えです。

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ホイールが届いたらまずは異物チェックからです。ディープリムだから今回は何が出てくるでしょうかね。とワクワクしながらホイールをゆっくり回転させるとカサカサなる。通常、考えられる異物だとカラカラ鳴るのになぜかカサカサ?

出てきましたよ。使い古しのビニールテープみたいなものが。

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だいたい50cmぐらいありました。これはカーボン焼成時に使用している内圧をかけるために使用する風船のようなもので、取り除かれずに海を渡ってきたということですね。様々なチェックをくぐり抜けてきたこいつは、ある意味レアキャラです。というか販売店はちゃんとチェックしてお客様に納品して欲しいものです。

いくらレアキャラでも不必要なものに変わりはないので取り除きました。

続いて縦横の振れを見てチェック完了です。

今回の本題であるベアリングの打ち替えですが、AEOLUSはDTSWISSのハブなのでシールドベアリングを使用していてエンドキャップはポン付です。プライヤーで掴めば引っこ抜けますが、傷が入るので当店では別の方法で、優しく抜きます。

AEOLUSハブ

ベアリングも叩けば抜けますが、手元が狂ったりしてハブ体を殴ってしまっては大変なので、ここもベアリングプーラーで優しく抜きます。

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当店で圧入系のベアリングを取る際はハブもBBも叩いて抜くことはありません。

全て優しく抜きますのでご安心を。

この後、ベアリングの圧入をしたのですが写真を取り忘れてました。

© 佐々木優 2018