香川県から送っていただいたCampagnoloのZONDAのメンテナンスに取り掛かりました。

初見でおかしいと思ったところにテープを貼ってますが、こんなにいっぱい貼るつもりはありませんでした。でもおかしいものはおかしいと言えるショップであるためにあえて言います。これを僕より先にメンテナンスしたショップさん、「目見えてますか?」スポーク捻れまくってますよ。一回転してないのが救いでした。横振れは無いのですが、縦振れ、センターズレがあるのでやり直しです。これをやったショップはごまかせると思ったんでしょうかね。
外から見た感じはこれだけなんですが、ハブを回してみるとなんかおかしい、ミョーな引っ掛かりがあるけど、周期に法則がない。

開けました。

フリーボディを取ってみたところ、あり得ないパーツまで一緒に取れていました。ベアリングむき出しですけど、大丈夫ですか。大丈夫ではありませんし、グリスがほとんどありません。ある意味「わざとですか?」と思ってしまうぐらい、グリスがありません。
反対側も

まともなら玉押しより先にこいつが外れるわけがない。そしてこちらもからっからのグリス抜き。
ちなみにこいつはCULTベアリングではなく普通の鋼球ベアリングです。
さらにバラしました。

なんということでしょう。下のペーパーにグリスがつくこともなく手もほとんどべたつきません。汚れますけど。CULTと勘違いしてるとしか思えない。
入念に玉受け、玉押し、ベアリングともにチェックしましたが虫食い等は奇跡的にありませんでした。良い子のみんなは真似しちゃダメですよ。
洗いました。

ちなみに玉受け、玉押し、ベアリングはセットものなので、左右で混ぜないように注意です。
ここで作業中断です。
グリス抜きの真意を確かめないと組むことができません。回転重視なのか耐久性重視なのかでグリスの量が変わってくるからです。決してグリス抜きにはしませんけど。